自分。

今日はとても大切な日でした。

学科試験は、まぁまぁでした。
面接試験。私らしさが出せたと思います。

面接で、私は半泣きになりました。
この職業を目指した理由、リハビリを受けて、1番嬉しかったことを聞かれて。



事故にあう前の自分。
事故にあった後の自分。

気がついたとき、坊主頭だった自分。

力が入らなくてベッドの上を滑った体。

オムツをして、私の排泄物を処理してくれる母の姿。

私を責める母の姿。

傍にいてくれた母の姿。

『これは恥ずべきことですよ』と言った担任の言葉。

『あなたにはやることがある。だから生きていられたんです』
そう言ってくれた教頭先生の言葉。

『もう毎日出てこれるの？良かったね!!』
そう言ってくれた数学の非常勤の先生。

初めて自分の足でトイレに行けた日のこと。
健康な人なら5分もかからないことなのに、私は1時間半もかかった。

誉めてくれた看護師さん。

私を魔法にかけてくれた先生。

あの頃のことが、思い出されて、胸に込み上げて来る何かで、声がかすれた。



もし落ちたとして、そしたら、あそこは私のいるべき場所じゃないんだって思う。

私は、私を必要としてくれる場所に行くよ。

そこが私の1番輝ける場所だと思うから。